アメリカの大学の歴史
アメリカは、国家が出来る100年以上も前から私立大学が存在したという、世界でも珍しい国です。
今でも私立大学に名門校が多く、日本の文科省のような働きをする組織も存在せず、大学には国からの規制がないため、現在のように世界一の大学国に発展してきました。
アメリカには、日本のような国立大学はありません。
ウエストポイントやネイバルアカデミーなどのアメリカの国立大学は、すべて軍関係の大学です。
イギリスで弾圧を受けていた清教徒たちがアメリカ東部のプリマスに上陸したのは1620年です。清教徒たちはアメリカに移ってきて16年後に、アメリカで最初の大学を作りました。これがハーバード大学です。
当初のハーバード大学は、聖職者や社会のリーダーになるための人格者を育てる目的で、教養の習得を目的とした「全人教育」を掲げていました。このようなタイプの大学をリベラルアーツ・カレッジと呼びます。
作られた大学はすべて私立で、東部に集中していました。
創立年 |
創立時の大学名 |
現在の大学名 |
1636 |
ハーバード |
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1693 |
ウィリアム・アンド・メリー |
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1701 |
イェール |
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1740 |
フィラデルフィア |
ペンシルバニア |
1746 |
ニュージャージー |
プリンストン |
1754 |
キングズ |
コロンビア |
1764 |
ロード・アイランド |
ブラウン |
1766 |
クィーンズ |
ラトガーズ(現在は州立) |
1769 |
ダートマス |
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ハーバード大学創立から実に140年後、アメリカは独立国家になりました。
国になったアメリカは、いくつかの州が合わさってできた「合衆国」です。それぞれの州は自治が強く、1つの州がまるで1つの国のようです。
それぞれの州は、それぞれの大学を作りました。これが州立大学です。
アメリカの州立大学は、農学・工学などの、仕事に役立つ「実学」を教えることが元来の目的でした。
アメリカは移民の国です。裸一貫で一旗挙げようという人たちが、どんどん入ってきます。自分たちも移民であるアメリカ人は、このような人たちに税金を使って教育を受けさせます。
この考えを発展させて、地域(コミュニティ)の住民なら誰でも入学できる、2年制のコミュニティ・カレッジができました。コミュニティ・カレッジは、低所得者層やマイノリティの人たちへの教育を提供しています。
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